応募増、審査効率を高めるオプショナルAIツール活用例

mo4ma
09.02.26 05:53 PM - コメント

表彰・アワード運営において、AIは効率化と公平性を支える強力なツールです。Award Force の AIフィールドを使えば、応募フォーム上で要約や情報抽出、重要な示唆の可視化を簡単に行えます。今回は、応募増、審査効率を高める具体例を交えてご紹介します。

なぜエントリーフォームにAIフィールドを使うのか?

まず、Award Force における AIフィールドの利用は任意です。そのうえで、活用することでエントリー管理や審査業務をより効率的に進めることができます。
AIフィールドは、応募内容、審査員やプログラム管理者のコメント、採点結果などを自動的に分析できる専用のフォーム項目を作成します。人による判断を置き換えるものではなく、応募者や審査員が提供した情報をもとに、信頼性と拡張性の高い意思決定を支援する仕組みです。

フィールドを応募者に非表示に設定すれば、プログラム管理者が応募情報を一目で把握・分析でき、要約作成やフィードバック確認にかかる時間を大幅に削減できます。

一方、応募者に表示する設定にすることで、審査結果やコメントの共有、応募内容の翻訳と確認、応募概要の提供など、さまざまな用途に活用できます。

なお、AIによる生成操作ができるのはプログラム管理者のみで、応募者や審査員は、許可された場合に限り生成結果を閲覧できます。
この記事では、情報整理、評価、洞察やより深い学びを得るために活用できる、実践的なプロンプト例を紹介します。これらのプロンプトは、Award Force のどのAIフィールドにも追加でき、プログラムの目的に応じて柔軟にカスタマイズすることが可能です。

1. 応募内容を要約する情報プロンプト

応募者自身の文章から情報を洗い出し・要約するためのプロンプトです。大量の応募を扱う場合や、要約の表現を一定に保ちたい場合に役立ちます。

簡単に使えるプロンプト例:

この応募内容を2文で要約してください。
候補者リストの作成や内部レビューに役立ち、管理者が各応募の要点を一目で把握できるようになります。

この応募における応募者の主な実績を列挙してください。
応募者ごとの文章構成や表現の違いに左右されることなく、実績情報を標準化して整理できます。

この応募で使用されている全単語数をカウントしてください。
字数制限が設けられているプログラムや、応募者がガイドラインをどの程度順守しているかを確認したい場合に役立ちます。



少し発展したプロンプト例:

審査員のコメントと評価点の関係を要約してください。
評価とフィードバックの一致を確認し、審査の公平性を整理するのに役立ちます。

審査員が、この応募を受賞に値すると考えた理由、またはそうでないと判断した理由を整理してください。
審査会での評価調整や、審査後の報告作成に便利なツールです。

審査員のフィードバックの中に見られる、繰り返し現れるテーマを整理してください。
共通するテーマを把握することで、管理者は評価の傾向や無意識の偏り、また見直しが必要な評価基準のポイントに気づきやすくなります。

高度なプロンプト例

この応募の本質や魅力、際立っている点、そして表彰対象として応募された理由が伝わる、簡潔な概要を作成してください。
このプロンプトにより、ストーリー性のある要約が生成され、審査パネルでの検討や表彰式の原稿作成、広報チームによるファイナリスト紹介文の準備に役立ちます。

応募品質、応募増、締切間際の集中緩和にAIツールを活用例

応募内容の不明点や確認点、整合性や改善点を、AIツールで指摘できます。これにより、応募者は応募内容をブラッシュアップして再提出でき、併せて、早期の提出を促進し、締切間際の集中緩和が期待できます。

2. 審査プロセスを支える評価プロンプト

審査員の点数やコメントを活用するプロンプトです。複数回にわたる審査や、大規模な審査体制、定性的なフィードバックを扱う場合に役立ちます。

簡単に使えるプロンプト例:

この応募を担当した審査員と、その平均スコアを一覧で表示してください。
審査状況の確認や、採点の偏り・傾向を把握するために活用できます。

この応募に対する審査員全体の評価の傾向や印象を要約してください。
特にコメントが長文の場合でも、評価のトーンや共通した見解を把握しやすくなります。

審査員のコメントから、評価された点とAIフィールドまとめてください。
フィードバックを整理して応募者に伝えやすくなり、審査の意図や評価の流れを理解してもらう助けになります。

少し発展したプロンプト例:

審査員のコメントが、付与された評価点にどのように反映されているかを要約してください。
フィードバックとスコアの整合性を確認でき、プログラム管理者にとって公平な採点を検討するための重要な手がかりになります。

この応募が受賞すべき、または受賞に至らないと審査員が判断した主な理由を抽出してください。
審査結果を中立かつ客観的に振り返ることができ、審査調整(モデレーション)や各ラウンド終了後の報告資料を作成する際に役立ちます。

審査員のフィードバックをもとに、繰り返し見られるテーマを整理してください。
共通するテーマを把握することで、プログラム管理者は評価の傾向や無意識の偏り、また評価基準の見直しが必要な点に気づきやすくなります。

高度なプロンプト例

監査人の立場で、50語以内でこの応募に対する人による審査員(human judges)の平均評価点を評価し、顕著な偏りがあれば指摘してください。結果は箇条書きでまとめ、最後に1文で総括してください。
これにより、モデレーション会議や異議申立ての確認に使える、明確で簡潔な診断結果を得ることができます。

ヒント(Tip)

ここでは、AIフィールドの出力と人による審査員の評価点やコメントを比較します。
「human(人による)」という表現を明示することで、AIによる評価と区別し、文脈上AI自身を評価対象に含めないようにすることが重要です。

審査の効率化にAIツールを活用例

応募内容の独自性や優位性などを、AIツールで“参考”評価できます。これにより、審査員は応募内容を短時間で評価でき、予選時の合否判定や一次審査評価、またコメント作成を効率的に行えます。

3.理解を深めるための洞察プロンプト

洞察プロンプトは、プログラム管理者が応募内容を俯瞰的に捉えるのに役立ちます。
これにより、応募の現状を把握し、改善すべき点を見つけたり、適切なフィードバックを作成したりすることができます。

簡単に使えるプロンプト例:

応募カテゴリー内において、優れた応募がもたらす影響を要約してください。
最終評価に進む前に、応募の価値や意義を示すために有効です。

この応募に含まれる主なテーマを挙げてください。
特に、学術分野、実績に基づく応募、またはコンプライアンスが関係するカテゴリーにおいて有効です。

少し発展したプロンプト例:

次回に向けて、この応募で改善できる点は何ですか。
特に、毎年継続して実施される応募プログラムにおいて、応募者にとって実践的なガイダンスとなります。

審査員のコメントをもとに、この応募は関連する他のカテゴリーではどのように評価されそうですか。
分野横断的なレビューや、年ごとにカテゴリーが変化するプログラムにおいて役立ちます。

高度なプロンプト例

「応募について」「審査フィードバック」「主なハイライト」の3章で構成された、簡潔な概要を作成してください。
応募内容全体をもとにしてください。ただし、回答には個人を特定できる情報は含めないでください。
このプロンプトは、表彰式の原稿、ファイナリストの要約、または大規模な内部評価レポートの作成に最適です。

Award Forceでこれらのプロンプトを活用する方法

以下のプロンプト例は、主に2つの方法で実行できます。

応募提出時:

応募者がエントリーを提出したタイミングで、プロンプトが自動的に実行されます。

手動(必要に応じて):

該当する応募を開き、AIフィールドを見つけて「AIレスポンスを生成」をクリックします。

Award Forceでは、以下のプロンプトコンテキストが利用できます。
  • 応募情報
  • 審査情報

Award ForceでAIフィールドにプロンプトを設定する際のヒント
以下は、Award ForceでAIプロンプトを作成する際に押さえておきたいポイントです。

形容詞は相性が良い味方です。AIは形容詞に敏感です。

「この応募の採点を表示して」ではなく、
「XYZ採点セットに基づく、人による審査員の平均スコアを表示してください」と伝えましょう。

目的や期待する結果を明確に伝えることが大切です。

なぜその質問をしているのかをAIに示すことで、より適切で精度の高い回答が得られます。
「XYZ採点セットに基づき、この応募に対する人による審査員の平均スコアを評価し、顕著な差異があれば特定してください。

出力形式を指定しましょう。

箇条書き、段落、番号付きリストなど、希望する形式をあらかじめ伝えることが大切です。

「XYZ採点セットに基づき、この応募に対する人による審査員の平均スコアを評価し、顕著な差異があれば特定してください。

結果は箇条書きでまとめ、最後に1文の要約を付けてください。」

制約条件を加えましょう:
字数制限、表現口調や専門知識

「50語以内で、XYZ採点セットに基づき、この応募に対する人による審査員の平均スコアを評価し、顕著な差異があれば特定してください。

結果は箇条書きでまとめ、最後に1文の要約を付けてください。」

AIに役割を与えましょう。役割を指定することで、回答の視点や構成が明確になります。

あなたが監査担当者であると想定して、50語以内で、XYZ採点セットに基づき、この応募に対する人による審査員の平均スコアを評価し、顕著な差異があれば特定してください。

結果は箇条書きでまとめ、最後に1文の要約を付けてください。」

フォームにAIを導入する際のポイント

AIフィールドには内容が分かる適切なラベルを付け、参照用としてプロンプトをヘルプテキストまたはヒントテキストに記載しましょう。
AIフィールドは応募フォーム内のどこにでも配置できますが、すべて、または大部分のAIフィールドをまとめた非表示のタブを作成しておくと、応募間を移動しながらAIの出力結果を素早く確認でき、便利です(下記画像参照)。

卓越したアワード運営を支えるために

Award Forceは、効率性・公平性・高い成果を兼ね備えたアワード運営を実現するために設計されています。
Award ForceのAIフィールドは、卓越した取り組みをより効率的に評価・表彰するための新たな手段です。
よりスマートなツールと明確な洞察を提供し、運営にかかる時間を減らすことで、本当に大切なこと――優れた功績を称えることに集中できるようサポートします。

オプショナルAIツールの原文、および関連情報は以下をご覧ください。(英語版)

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